【講座】線画のコツ(線の強弱編)

イラスト講座

今回は、線画について解説します。

線画はイラストを描く上で欠かせません。

そんな線画を紐解いて解説します。


下記、イラストをご確認下さい。

線画強弱なし
線画強弱あり

線画の強弱で大きく絵柄が変わっています。

どのように強弱をつけたか解説します。

大まかな注意点は2つ

① 重なった線を描写する。

② 光の当たる部分を考える


① 重なった線を描写する。

髪や肌の 重なった線の部分を太くすることにより立体感が生まれイラストに強調性が生まれます。

下記の画像を確認してください。

赤字で記載している部分が線が重なっています。

このように全体の線画を強調することで立体感を生むことが出来ます。


② 光の当たる部分を考える

光が当たる部分の線を薄くすることで、メリハリをつけることが出来ます。

今回は下記画像のように左上から光が当たっていると想定して描いています。

以上の光源を元に、線を薄くしている部分を解説します。

下記画像を確認ください。

青丸付近に光が当たっている為、線を薄くしました。

更にするだけでなく、思い切って線を途切れさせましょう。

すると、 さらに線を強調することができ、メリハリをつけることができます。


完成


そもそも線を強弱する必要あるの?

最後に、「線画の線って強調する必要があるの?」です。

答えはYESでありNOです。

YES – 線を強調する必要がある時の場合

モノクロでイラストを描く時です。

特にマンガを描く時は必須です。線に強弱がないとのっぺりした絵になります。

 

NO – 線を強調するしなくても良いの場合

カラーイラストを描く時です(個人差あり)

カラーイラストの場合、陰影を線ではなく色で付けるので線を強調すると逆にイラストの立体感がなくなります。

更に、上記で紹介した光の当たる部分の線を薄くするとバケツ塗りの時、線が消えてしまい上手く塗ることができなくなる場合があります。

その為、線幅を統一することが多いです。

※あくまでも、ノラホシの場合ですが。

以上の点を参考に線画を美しく見せましょう。

この講座の続きはこちら

おススメ書籍

本:モノクロイラストテクニック (超描けるシリーズ)

著者:jaco

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